大道 涙の2冠、学生横綱に続き 就職決定も角界入り再検討

[ 2014年12月8日 05:30 ]

学生横綱に続きアマ横綱も獲得した東洋大の大道

第63回全日本相撲選手権

(12月7日 東京・両国国技館)
 大道久司(東洋大4年)が初のアマチュア横綱の栄冠を手にした。大道は決勝で社会人の黒川宗一郎(アイシン軽金属)と対戦。立ち合いから一気に前に出て押し出した。学生横綱に続く2冠を達成して大相撲の遠藤(追手風部屋)以来の幕下10枚目格付け出し資格を持つことになった。

 黒川を土俵から押し出した瞬間、大道の目から涙があふれた。「大学生活最後で結果を残せて思わずこみ上げてきました」。準々決勝の村松裕介(日体大2年)戦では立ち合いで変化し、押し出しで勝ったものの「準決勝、決勝は勝てないと思って気持ちを切り替えていった」と準決勝から押し相撲に徹した。決勝の相手・黒川には、この1年2戦2敗で苦手にしていたが「自分の相撲を取るしかない」と立ち合いから突っ張って押し出した。

 学生横綱に続きアマ横綱の2冠となり、大相撲の幕下10枚目格の付け出し資格を取得。就職は決まっているが、「今後は監督、親とじっくり話し合いたい」と角界入りも再検討するもようだ。

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