沙羅連勝7でストップ 不満の開幕3位 次戦札幌で雪辱を

[ 2014年12月7日 05:30 ]

W杯ジャンプ女子個人第1戦で3位に終わった高梨沙羅(右)

ノルディックスキー W杯ジャンプ女子

(12月5日 リレハンメル)
 5日に開幕し、総合3連覇に挑む18歳の高梨沙羅(クラレ)は個人第1戦(HS100メートル、K点90メートル)で93・5メートル、97メートルの265・1点で3位に終わった。昨季からの連勝は7で止まった。1回目4位だった20歳のシュペラ・ロゲリ(スロベニア)が2回目に最長不倒の99メートルをマークして逆転でW杯初優勝を果たした。伊藤有希(土屋ホーム)は92・5メートル、94メートルで6位だった。

 ジャンプに不満が残った。高梨は大飛躍を繰り出せずに3位で今季を滑り出した。W杯総合女王は「凄く残念」と険しい表情を浮かべた。2回とも飛躍に不利な追い風がやや強かったが、条件に恵まれなくても飛距離で圧倒した昨季のような力強さがなかった。昨季のW杯は7連勝で締めたが、五輪後はイラシュコや五輪初代女王となったフォクト(ドイツ)らに負傷が相次ぎ、多くの有力選手を欠いた。世界のトップがそろった新シーズンの幕開けで苦戦を強いられ「今の自分がどれくらいの位置にいるかが分かった。もっと上を目指したい」と来年1月に札幌で開催される次戦へ巻き返しを誓った。

続きを表示

2014年12月7日のニュース