17歳山口女子単で決勝進出「自分らしいプレーで楽しみたい」

[ 2014年12月7日 05:30 ]

女子シングルス 決勝進出を決めた山口茜

バドミントン 全日本総合選手権第5日

(12月6日 東京・代々木第2体育館)
 各種目の準決勝が行われ、女子シングルスで17歳の山口茜(福井・勝山高)が橋本由衣(NTT東日本)に勝ち、自身初の決勝進出を決めた。高校生での決勝は89年の宮村愛子、11年の奥原希望に続き3人目。決勝は2連覇を狙う三谷美菜津(NTT東日本)と対戦する。男子シングルスは桃田賢斗(NTT東日本)と佐々木翔(トナミ運輸)が勝ち上がった。

 高校2年の山口が初の決勝進出を決めた。第2ゲームの出だしで6点差をつけられた17歳だが、14―18から6連続得点で逆転。5度目のマッチポイントをものにして26―24で制すると「そろそろ終わってくれと思っていた」と苦笑いしつつ「終盤は気持ちに余裕を持って、試合を楽しめたので勝ちにつながった」と振り返った。

 審判の判断に不満を見せる場面もあったが、集中力を切らさなかった。今季は日本代表で国際大会を経験し「トップ選手も同じ人間でミスはする。自分も我慢すれば勝てるかもしれない」と我慢強さを覚えたことが成長につながっているという。決勝は今夏の世界選手権銅メダルで2連覇を狙う三谷と対戦する。対戦成績は1戦1勝。「自分らしいプレーをして試合を楽しみたい。思い切ってやれればいい」と頂点を見据えた。

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2014年12月7日のニュース