稀勢 遠藤に朝稽古12戦全勝 “うまいけど圧力ない”

[ 2014年12月5日 05:30 ]

遠藤(左)の突っ張りを受ける稀勢の里

 大相撲の冬巡業が4日、福岡県直方市で行われ、大関・稀勢の里(28)が幕内・遠藤(24)に朝稽古で12戦全勝と圧倒した。相手の突っ張りや押しをピクリともせずに受け止め、完勝する相撲がほとんど。力の差を見せつけるとともに和製ホープに対して温かいメッセージも送った。

 「うまい。でも、圧力がかからないと、どうしてもね。俺は不器用だし人のことをどうこう言える相撲じゃないけど、圧力があってここまで来たので、それが大事なことは分かる。これまで(上位に)上がった人で圧力がない人は一人もいない」

 対する遠藤も「足りないのは(周囲から)言われている通り」と理解している。先月も昼と夜にどんぶり飯3杯、さらに寝る前に夜食を口にするなど努力を継続中。稽古を重ねつつ“圧力アップ”に向けて現在の150キロから5~10キロの増量を目指している。

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2014年12月5日のニュース