競泳冨田「応援してくれる人がいる」窃盗疑惑渦中「支援する」会発足

[ 2014年12月5日 05:30 ]

記者会見を終えて引き揚げる冨田

 仁川アジア大会でカメラを盗んだとして略式起訴されながら、帰国後に無罪を主張し、来年1月12日に仁川地裁で正式裁判の初公判に臨む競泳の冨田尚弥(25)が4日、名古屋市内で記者会見を行った。

 正式裁判に至った経緯について「手紙や支援金をいただいて、応援してくれる人がいると思って決めた」と説明し、あらためて「無実を証明してきたい。(カメラは)取っていない」と潔白を主張。代理人の国田武二郎弁護士も「明らかに窃盗犯であるという事実は出ていない。窃盗の着手から既遂までの過程は必ずしも明らかではない」と、現時点で犯人と認定できる決定的な証拠は確認できていないと訴えた。会見には韓国で法廷に立つ黄文錫弁護士も同席した。仁川南部警察署は監視カメラの映像にカメラ本体からレンズを外す様子など犯行が鮮明に映っていると主張しており、日本オリンピック委員会(JOC)も「映像を確認できている」としている。

 冨田には全国から激励の手紙が20~30通届き、支援金が10万円ほど集まったため「支援する会」をつくり、今後は母さと子さん名義の口座で支援金を受けつける。

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