世界ジュニア選手権4年ぶり金に向け…美宇、美誠ら中国へ出発

[ 2014年11月28日 17:16 ]

 卓球の世界ジュニア選手権(30日開幕、中国・上海)に向けて、平野美宇(みう、14=エリートアカデミー)、伊藤美誠(みま、14=スターツ)らが羽田発の航空機で出発した。日本女子の優勝は石川佳純(21=全農)を擁した10年の団体戦のみで、個人戦のシングルス、ダブルスでは銀メダルが最高位。4年ぶりの頂点に向けて平野は「団体戦では中国に勝って優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 2人は3月のワールドツアー、ドイツ・オープンのダブルスで最年少優勝を飾り、ともに世界ランクも平野が48位、伊藤が38位とシニアでも実力をつけている。昨年ダブルスでインドペアに1回戦負けを喫し、伊藤は「インドだけには絶対負けたくない。中国にも勝つことを意識して優勝を目指したい」とリベンジと偉業達成に意欲を燃やした。

 また、世界ジュニア選手権直後のワールドツアー上位者で行われるグランドファイナル(12月11日開幕、タイ・バンコク)にも駒を進めている。3月のドイツ・オープン優勝賞金は5000ドル(約51万円)だったが、今回の優勝賞金は4万ドル(約470万円)。伊藤は「賞金が高い」と目を丸くしながらも、「優勝したい」と力を込めていた。

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2014年11月28日のニュース