遼、３打差13位　課題の初日「がつがつやっていこうと…」

４番、ティーショットを放つ石川。３打差の１３位タイ発進

男子ゴルフツアー　カシオ・ワールドオープン第１日

（11月27日 高知県安芸郡　Ｋｏｃｈｉ黒潮ＣＣ＝７３１５ヤード、パー７２）
　優勝争いに絡むにはご法度の出遅れを阻止した。石川の最終９番パー４。フォローの風にも乗り第１打を３００ヤード飛ばし、ＳＷで２０センチにピタリと寄せた。後半に２ボギーを叩き、停滞気味だったが最後に息を吹き返して首位と３打差の１３位。４０位前後からの発進で、伸び悩んだ前週までの３連戦とは違う姿を披露した。

　「あまり初日が良くないのは世界に行っても自分の課題。徐行運転ではなくバーディーでがつがつやっていこうと思った」

　１０番パー５で２・５メートルを入れてバーディーとするなどスタートからダッシュ。１８番パー５もイーグルこそ逃したが、２オンしてバーディーと理想的な形でスコアを伸ばした。「ショットでバーディーチャンスにつけることが求められるコースで、それができた」。シャフトを少し軟らかくした“新１Ｗ”も上々。「優勝争いをしたい」。待ち焦がれた瞬間へ向け、上だけを見てプレーする。