勝みなみ「次に勝ったら考えます」ツアー2勝目でプロ転向視野に

[ 2014年11月27日 05:30 ]

勝ってプロ転向だ。リコー杯の練習ラウンドを笑顔でプレーする勝

 4月に行われた女子ゴルフのKKT杯バンテリン・レディースでツアー史上最年少優勝を飾った勝みなみ(16=鹿児島高)がツアー2勝目を契機にプロ転向を視野に入れていることが26日、分かった。勝は27日に宮崎CCで開幕する今季最終戦、LPGAツアー選手権リコー杯(6428ヤード、パー72)に大会史上初めてアマチュアとして出場。通算7戦7勝と験のいい宮崎で、目指すは自ら巻き起こしたアマ旋風を最高の形で完結させることだ。

 揺れ動いた乙女心が時を刻んで傾いた。4月の最年少優勝(15歳293日)から7カ月。ツアー選手権開催36回目で初めてアマチュアとして出場する勝が心境を打ち明けた。

 「優勝してプロに転向しなかったことは後悔していないけど、次に勝ったら考えます。家族に相談しないといけませんけど」

 勝は初優勝を飾った時にもプロになるチャンスがあったが、アマチュアとしての日本タイトル獲得を目標に高校3年間はプロ転向を見送る考えを示していた。その後の日本女子アマはベスト8に終わったが、日本ジュニア女子15~17歳で優勝。一つ壁を乗り越えた。

 プロの試合に推薦で出場するうち、より高いレベルで戦いたいと思うのは、向上心のある勝なら自然な流れ。愛娘の意向を耳にした母・久美さんは「本人に任せます」と話し、ツアー2勝目を挙げた際にはプロ転向を容認する構えを見せた。

 今大会は今季ツアー優勝や賞金ランク25位以内など「選ばれた者(28人)」が出場できるメジャー大会。その舞台に立つ勝は「自分でいいのかな」と戸惑いの表情を見せるが、だからこそプロを目指すうえで最高の舞台となる。実は心強いデータがある。宮崎で行われたアマ大会には過去7試合に出場して全勝。ジュニア育成が盛んで、将来のスター候補がそろう場所だけに「宮崎でやる試合は勝ちたいと思っていた」という。今大会と同会場で行われた7月の全国高等学校ゴルフ選手権九州大会でも、2日間通算1オーバーで制して不敗記録を継続。「宮崎ではいい成績を残している」と力強い言葉も出た。

 大会前は今年初めて3週間学校に通いリフレッシュ。連戦から一時は体重が減って飛距離も落ちたが、試合からしばらく離れ元の56キロに戻ると、プロと互角に渡り合う250ヤードの豪快な1Wショットがよみがえった。今月中旬に学校で開催されたロードレースと、その後のジョギングで疲れがたまり、右膝の内側に痛みが生じたが、「ゴルフに影響はない」と持ち味の攻めのゴルフでスタートダッシュを狙う。

 トッププレーヤーが目の色を変えて狙うメジャータイトル。そこで勝てるようなら、プロの世界に自信を持って飛び込んでいけるのは間違いない。「持ち味を変えずに楽しくラウンドしたい」。今季の女子ツアーを盛り上げた高校生が自分の将来をも占う最終戦に胸を躍らせた。

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