はまった「白鵬」のしこ名 感慨深げな宮城野親方

[ 2014年11月23日 21:22 ]

 力士を志したものの入門先がなく、モンゴルに帰国直前の白鵬を引き取って育てた師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は「当時はまさかここまでの大横綱になるとは思っていなかった」と偉業達成に感慨深げだった。

 宮城野親方は「柔と剛を併せ持った力士になってくれ」との思いから、当初は柏戸と大鵬をミックスさせた「柏鵬」のしこ名を授けようとした。だが荷が重いと判断し、肌の白さもあって「白鵬」に変更。「結果的にはまった」と目を細める。

 ただ、最近の白鵬は駄目押しや勝負がついた後のふてぶてしい振る舞いなどが見られ、師匠に「ちゃんと指導してください」などと苦情の手紙が寄せられるという。宮城野親方は「日本人と同じ心をもち、強いけど優しい、素晴らしいと思われる力士になってほしい」と大横綱となった弟子にさらなる成長を求めた。

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2014年11月23日のニュース