さくら2差2位浮上 12・20結婚式へVで花添える

[ 2014年11月23日 05:30 ]

横峯さくらは最終18番でバーディーパットを沈め笑顔でギャラリーの声援に応える

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエール・レディース・オープン第3日

(11月22日 香川県三豊市 エリエールゴルフクラブ=6428ヤード、パー72)
 横峯さくら(28=エプソン)がボギーなしの7バーディーで目標のスコア65をマーク。通算14アンダーとし首位に2打差の2位に浮上した。自身の今季最終戦で逆転でのミセス初Vを狙う。9月の日本女子プロ選手権でツアー初優勝した鈴木愛(20=フリー)がこの日のベストスコア64を出し、通算16アンダーで単独首位に立ち2勝目に王手をかけた。3打差の3位に賞金女王を狙うアン・ソンジュ(27=韓国)らがつけた。
【第3R成績】

 横峯の顔がほころんだ。18番パー5、5メートルのバーディーパットが最後の一転がりでカップイン。4月に結婚した夫のメンタルトレーナー森川陽太郎氏(33)と話し合い初日から目標にしていた「1日7アンダー」を3日目に達成し「やっとクリアすることができました」と胸をなで下ろした。

 1番で10メートルを沈めてバーディーを奪うなどパー5で3つスコアを伸ばした。距離が決して長くないコースを効果的に攻略した。15番はバンカーからの2打目をピン30センチに付けるなどリカバリーショットもさえた。

 米ツアー最終予選会(12月3~7日、米フロリダ州)挑戦のため27日に渡米予定。今大会が自身の最終戦だが、このままでは12年以来2度目の勝利なしに終わる。「優勝しないで年を越すのは残念」は本音だ。12月20日には自身の結婚式があり、来年5月にはプロゴルファーの姉・瑠依(32)も結婚予定。お祝いラッシュに花を添える意味でも優勝がほしい。

 挙式に備えて髪は半年ほど切らずに伸ばしている。体重も1・5キロほど減った。「“きれいになったね”と最近よく言われます」と顔を赤らめながら「チャンスはある」と勝負師の顔で逆転優勝を見据えた。

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2014年11月23日のニュース