“錦織2世”中川がプロ転向 同じIMG「最終的には超えたい」

[ 2014年11月22日 05:30 ]

来年1月のプロ転向を発表した中川

 男子テニス期待の18歳が錦織に続けとばかりにプロへの一歩を踏み出す。今年の全米ジュニアダブルス優勝の中川直樹(18)が21日、都内で会見を行い、来年1月1日からのプロ転向を表明。「目標は世界No・1になること。道のりは長いけど努力して頑張っていく」と堂々と目標を語った。

 ここまでは錦織の経歴をなぞるように歩んできた。13歳から盛田ファンドの支援を受け、米フロリダ州のIMGアカデミーにテニス留学。同ファンドは支援継続のために毎年厳しいノルマがあるが、これをプロになるまでクリアしたのは錦織、アジア大会日本男子40年ぶりの金メダルの西岡良仁、中川の3人だけだ。9月の全米オープンでは日本人で錦織以来となる4大大会ジュニアタイトルを獲得。アディダスとの用品契約、IMGとのマネジメント契約も“錦織2世”への期待の表れだろう。

 米国では一緒に食事などもする“兄貴分”の錦織については「憧れる選手で、最終的には超えたい目標」と宣戦布告。1歳年上の西岡には「ライバル。負けたくない」と対抗心を燃やす。錦織だけでなく、西岡と中川を加えた3人の“N”で日本テニス界はさらに盛り上がりそうだ。

 ◆中川 直樹(なかがわ・なおき)1996年(平8)11月19日、福岡県宗像市生まれの18歳。テニススクールのコーチである父・憲一さん(42)の影響で3歳からテニスを始める。攻撃的なスタイルが持ち味。1メートル80、65キロ。右利き。

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