工藤、父・公康氏譲りの勝負強さ!体調最悪もシード入りへ18位浮上

[ 2014年11月22日 05:30 ]

9番、バンカーからアプローチショットを放つ工藤遥加

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエール・レディース・オープン第2日

(11月21日 香川県三豊市 エリエールゴルフクラブ=6428ヤード、パー72)
 プロ野球ソフトバンクの工藤公康監督(51)の長女、遥加(22=ナック)が5連続バーディーなどで通算5アンダーの18位に浮上した。6バーディー、2ボギーの68をマーク。初の賞金シード入りへ父譲りの勝負強さを発揮する。北田瑠衣(32=フリー)が通算11アンダーで単独首位。鈴木愛(20=フリー)がこの日のベストスコア65を出し、通算8アンダーの5位につけた。

 父譲りの勝負強さが際立った。通算イーブンパーに後退して迎えた工藤の11番パー5。「2オンさせようではなく置きにいこう」と力を抑え1Wを振ってフェアウエーをキープ。第2打でグリーン手前まで運ぶと、アプローチで30センチにピタリと寄せた。冷静な判断はパットの好転につながり、15番まで「初めて」の5連続バーディー。18位で予選通過し、賞金シードに望みをつないだ。

 賞金ランクは圏外の55位。開幕前日の19日には熱が出るなど体調は最悪だった。「工藤家」のLINEで「具合が悪い」とこぼすと父から「気持ちだ!」と気合を注入されて開き直った。現状だと単独10位で200万円を加えても、他者の動向に左右される。賞金シードへの道のりは険しいが「一日一日を大事に一打一打頑張るだけ」と言い聞かす。優勝請負人と呼ばれた父のように、ここ一番で底力を発揮する。

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2014年11月22日のニュース