東京五輪で野球、ソフト追加ある!?開催都市の希望種目実施も

[ 2014年11月19日 05:30 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は18日、バッハ会長が進める中長期改革「五輪アジェンダ2020」の40項目の提案を発表し、実施競技の選定では28の夏季五輪競技枠の撤廃や、開催都市が希望する複数の種目実施を提案できる項目を盛り込んだ。12月の臨時総会で提案が承認されれば、20年東京五輪で野球とソフトボールなどが追加される可能性も出てきた。

 バッハ会長は「28競技の上限は確たる理由もなく形式的な数字。種目に重点を置く考え方にシフトし、柔軟な改革を目指す」と説明した。東京五輪での野球とソフトボールや空手の追加については「個別の議論に入るのは時期尚早」としたが、各競技団体は歓迎。野球と1競技での五輪復帰を目指すソフトボールの元日本代表監督、宇津木妙子氏は「復活の目が出たことは大きい。何が何でも復帰を」と訴え、鈴木義信・全日本野球協会副会長も「チャンスが広がった」と期待した。提案では大会の肥大化抑制のため夏季五輪の参加選手数は約1万500人の上限を維持し、実施は競技単位ではなく種目単位で柔軟に見直す。

 また招致プロセスの見直しでは立候補都市のコスト削減策を盛り込み、国内の都市や冬季五輪では例外的に国外都市との共催も認めるとした。

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2014年11月19日のニュース