鈴木愛 バーディー締めでトップ67 次週“凱旋試合”へ弾み

[ 2014年11月15日 05:30 ]

1番、ティーショットを放つ鈴木

女子ゴルフツアー 伊藤園レディース第1日

(11月14日 千葉県長南町 グレートアイランド倶楽部=6639ヤード、パー72)
 17、18番の連続バーディーで抜け出した鈴木愛(20=フリー)が、6バーディー、1ボギーの5アンダー、67で回り単独トップになった。1打差の2位に成田美寿々(22=オンワードホールディングス)ら6人が続き、今季国内ツアー5試合目の有村智恵(26=日本ヒューレット・パッカード)は首位と3打差の17位につけた。
【第1R成績】

 17、18番は左に池を配し難易度が高く、多くのドラマを生んだ名物ホール。17番グリーンで4メートルを沈めて4アンダーグループに入った鈴木は、最終18番でも3メートルのバーディーパットを決めた。「(同組の)成田さんと同じ4アンダーでは上がりたかった」と言うが、さらに頭一つ抜け出し満面の笑み。成田とは昨年のプロテストでともに合格し、このコースで行われた新人戦は成田の2位に対し、鈴木は13位に終わった。2つ年上の同期を「少し意識する」と刺激にしている。

 前週のミズノクラシックでは2日目トップに立ちながら、最終日は風邪の影響で13位に終わった。その後は薬の服用は控え休養を優先。「ショットは100点以上。パットもよく入ってくれた」と体調は回復に向かっているが、「他の人が打つ時に、せきが出そうになるので困る」のが悩みだ。

 ツアー1年目でメジャーの日本女子プロで初優勝。鈴木にとって残り3試合の目標は最終戦のメジャー、ツアー選手権でなく、次週の香川での大王製紙エリエール・レディース。徳島出身で、優勝後は初めての四国での大会とあって「特別。みんなから頑張ってほしいと言われている。ショットを修正したい」と今大会で弾みをつけるつもりだ。

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2014年11月15日のニュース