神鋼HCが退任表明 南アのチームで総監督就任

[ 2014年11月10日 19:56 ]

 ラグビーのトップリーグ、神戸製鋼のギャリー・ゴールド・ヘッドコーチ(HC)が10日、神戸市内で報道陣に対し、母国南アフリカのチームの総監督に就くため、就任1シーズンで退任することを明らかにした。「シーズンが終わるまで指揮を執る。これからも神戸とは何らかの形で関わりたい」と話し、リーグの最後まで指導する意向を示した。

 ゴールドHCは障害がある長男を含めた家族を残し、3月にチーム初の外国人指揮官に就いた。神戸製鋼とは、母国からオファーがあった場合、優先的に受ける条件で契約した。今秋に世界最高峰のスーパーリーグ、シャークス(南アフリカ)から総監督の就任要請を受けたことで、任期途中の契約解除となった。

 平尾誠二ゼネラルマネジャーは「家族のこともある。苦渋の選択だったが、筋は通っている」と話した。チームはアドバイザー的な立場での起用を考えている。

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2014年11月10日のニュース