白鵬32度目Vへ完勝発進 やっぱり別格!懸賞金1億円突破

[ 2014年11月10日 05:30 ]

勢(右)を寄り切りで下す白鵬

大相撲九州場所初日

(11月9日 福岡国際センター)
 大鵬に並ぶ史上最多32回目の優勝を狙う横綱・白鵬は新小結の勢を圧倒して白星発進だ。立ち合いで鋭く踏み込んで右差し、すぐに左上手もつかんで一気に寄り切り。相手は秋場所で逸ノ城を破って2桁勝利と勢いにのっていたが、現役最強力士の貫禄を示した。

 大記録がかかる場所でも平常心を保ち、初日をクリア。「初日の緊張感の中で自分の形で相撲を取れた。」と満足顔だ。「V32へいい滑り出しか?」と問われ、無言のまま右手親指を立てるサムアップで自信を示した。さらに「秋場所のいい流れを持ち込んだか?」の問いに今度は両手でサムアップ。第一人者の余裕を見せつけた。

 この勝利で今年獲得した懸賞金(実際に懸けられた金額)が2年ぶりに1億円を突破した。1本6万円だった春場所までに649本、1本6万2000円に変更された夏場所以降で990本で計1億32万円。昨年は年間1543本で9258万円だった。今場所からは「週刊少年ジャンプ」で知られる集英社から、取組に懸賞金が懸けられている。新関脇・逸ノ城が注目される中でも、白鵬の存在感はやはり別格だ。

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