完全アウェーに「緊張」も…錦織 攻撃的プレーで“4度目の正直”

[ 2014年11月10日 01:18 ]

サーブを放つ錦織(AP)
Photo By スポニチ

男子テニスATPツアー・ファイナル1次リーグB組

(11月9日 ロンドン・O2アリーナ)
 過去1セットも奪えなかった“天敵”から歴史的な勝利を挙げた錦織。マレーのレシーブがエンドラインを越えると、喜びをかみしめるように何度もガッツポーズを繰り返した。「試合中でも気持ちから入り込むことができた。プレーにも満足しています」。言葉通りの完勝だった。

 初の大舞台。マリーの地元という完全アウェーの状況で「緊張してしまった」という。出だしの第1ゲームで2つのダブルフォールトを犯すなど硬さも見られたが、それでもバックでのリターンエースを決め、さらに長いラリーをしっかりものにして流れを引き寄せていった。これまでマリーには3戦全敗。ミスのない相手の術中にはまってしまうことが課題だったが、攻撃的なプレーを仕掛けて克服してみせた。

 「ファーストサーブで流れをつくる。サーブから自分のプレーを心掛けたい」と次戦を見据えた錦織。1次リーグ突破へ向けて、確かな自信をものにした。

続きを表示

この記事のフォト

2014年11月10日のニュース