5度転倒しても…羽生 頭に包帯巻きながら執念の4分半

[ 2014年11月8日 22:37 ]

負傷したが強行出場し2位に入った羽生結弦のフリー

 腰痛で鎮痛剤を打ちながらの強行出場。ただでさえ万全ではないのに、演技直前の衝突、流血。棄権。誰もがそう思った中で、羽生本人は出場できる可能性を探り続けたに違いない。

 そして19歳の五輪王者はリンクに再度現れた。負傷した頭に包帯を巻いた姿は痛々しかった。懸命に滑り続け、ジャンプで5度も転倒しても、会場からため息は聞こえない。4分半「オペラ座の怪人」を演じ切った羽生への拍手と歓声は、五輪の金メダルの瞬間よりも大きかったかもしれない。

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