稀勢の里 親方命日に活躍誓う「しっかりやって恩返し」

[ 2014年11月8日 05:30 ]

大相撲九州場所

(9日初日 福岡国際センター)
 稀勢の里が3年前に急死した前師匠の先代・鳴戸親方(元横綱・隆の里)の命日に活躍を誓った。福岡市内の田子ノ浦部屋では朝稽古前に全員で黙とう。高安との三番稽古では15勝1敗と好調ぶりを示した。「先場所に比べていい調整ができた。やってみないと分からないが体も張っているし」と笑みがこぼれた。

 先代親方については「(当時の部屋と)場所は違うが思い出します。体の基本をつくってもらった」と感謝の言葉を口にする。今年はケガなどもあり2桁勝利は1度だけとあって「最後に締めて来年につなげたい。しっかりやって恩返ししたい。常に上を目指して力を発揮していかないと」。納めの場所で天国の先代を喜ばせる相撲を取りきる。

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