シード目指していた男が…小田龍“勇太先生”に恩返し奪首

[ 2014年11月2日 05:30 ]

18番、バンカーショットを放つ小田龍

男子ゴルフツアー マイナビABC選手権第3日

(11月1日 兵庫県加東市 ABCゴルフ倶楽部=7130ヤード、パー71)
 賞金ランク67位の小田龍一(37=Misumi)がこの日のベストスコアタイの66を出し、通算12アンダーで首位に浮上した。09年日本オープン優勝の5年シードが切れる崖っ縁で奮起。先生と愛妻の2人に恩返しのツアー2勝目を届ける。昨年、プレーオフで敗れたS・K・ホ(41=韓国)も首位に並び、賞金ランク1位の小田孔明(36=フリー)は3打差4位に踏みとどまった。

 小田龍の目の前に大きなニンジンがぶら下がった。最終18番で2・5メートルのバーディーパットを入れ首位でホールアウト。賞金シード復活を目指していた男が優勝を狙える好機に「どうしたんでしょうね」と苦笑した。

 5年シードが切れる今季、9月末までで稼いだ賞金は約349万円。そこで手を差し伸べてくれたのが「先生」と慕う9歳年下の池田だった。先生の助言でシャフトなどを見直してから賞金ランクも67位(約981万円)にまで浮上。欲を出さずにプレーすることを心がけ、この日も5番で13メートルのバーディーパットをねじ込むなどショットとパットがかみ合った。

 先生と同じように妻・優子さんにも頭が上がらない。優勝した日本オープンでは、大きく曲げたティーショットが優子さんの左肩に当たりフェアウエーに戻ってくる幸運を生かした。“勝利の女神”は今も18ホールを歩き支えてくれる。「あすも当たればいいですね」と、いざというときは頼りにするつもりだ。ここまで来たら狙うのは5位以上で当確となる賞金シードではなく、5年ぶりの優勝。2人の恩人が待つ18番に笑顔で足を踏み入れる。

 ▼3位・谷原秀人 パットが入らなすぎて疲れた。タッチはいいんですけどね。あすは65か66で回らないときつい。(ボギーなしの68もグリーンで苦戦)

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