日本バスケ制裁決定的 統合問題会合進展なし、国際試合出場停止へ

[ 2014年10月28日 05:30 ]

 もう制裁は避けられない。バスケットボール男子のナショナルリーグ(NBL)とターキッシュエアラインズbjリーグの2年後の統合を目指す新リーグ組織委員会は27日、都内で4時間近い会合を開いたが、進展はなかった。日本協会は国際連盟(FIBA)からリーグ統合などを求められており、今月末が回答期限。

 この日は期限前ラスト会合という重要局面だったが、23日に突然辞任した深津前会長の話題に終始し、具体案の取りまとめを断念。FIBAは統合の具体案がない場合、国際試合出場停止などの制裁を科すと明言しており、男女日本代表への処分は確実になった。

 来年6月にも開催されるリオデジャネイロ五輪予選を見据え、今後の焦点は早期の制裁解除にシフト。日本協会の丸尾会長代行は「スピード感を持ってやる」と話したが、7月に発足して毎週開いてきた組織委の会合は11月以降、参加者の多忙により隔週になる。リーグ統合はもちろんFIBAから求められている協会運営全体の改善についても先行きは不透明。

 日本協会はこの日、現状を日本オリンピック委員会(JOC)に報告。JOCの青木専務理事は「残り期間、全力を投じてほしい」と要請したが、29日の臨時理事会でFIBAへの提出資料の説明を行う協会側に残り4日間ベストを尽くす気配はない。制裁発動で犠牲になるのは選手。20年東京五輪の理念「アスリート・ファースト」(選手第一主義)に逆行した日本バスケ界の迷走に、終わりは見えない。

 【バスケ協会問題経過】

 ▼05年 日本協会傘下の日本リーグ機構(JBL)のプロ化が進展せず、新潟とさいたまの2チームが脱退を表明し、5月に承認される。11月には6チームでプロリーグのbjリーグが開幕した。

 ▼08年 FIBAが国内に2リーグ存在することを問題視。日本協会は「トップリーグ検討委員会」を設置した。

 ▼10年 bjリーグが日本協会の傘下に。日本協会は「新リーグ準備室」を設置。

 ▼13年 日本協会が主導した新リーグのNBLが9月に開幕。bjからは千葉のみが参加。12月にはFIBAのバウマン事務総長が制裁を科す可能性を示唆。

 ▼14年 4月にバウマン事務総長からリーグ統合、協会運営の改善の回答期限が10月末に設定される。7月には「新リーグ組織委員会」が発足したが、チーム名などをめぐり進展せず。

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