ウィリアムソン 大会新で初優勝!オランダでの強化実った

[ 2014年10月25日 05:30 ]

1分48秒23の大会新で男子1500メートルを制したウィリアムソン師円

 スピードスケートの全日本距離別選手権第1日が24日、長野市エムウエーブで行われ、男子1500メートルはソチ五輪5000メートル代表の19歳、ウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)が1分48秒23の大会新記録で初優勝した。女子1500メートルは同五輪代表の高木菜那(同)が1分59秒04で初制覇し、小平奈緒(相沢病院)が0秒88差の2位。菊池彩花(富士急)が3位に入り、39歳の田畑真紀(ダイチ)は6位、高木美帆(日体大)は8位だった。

 男子1500メートルでは、父親がオーストラリア人のウィリアムソンが初優勝を飾った。失速を恐れずに飛ばしたが最後まで勢いは衰えず、記録が出やすい高地のリンクで出した自己ベストを1秒以上更新。「正直、まさかという感じ」と自身も驚く好記録となった。6月から拠点を本場オランダに移し、平たんな道を長時間、自転車で走るメニューで心肺機能を鍛えた。氷上では五輪の1万メートルで4つのメダルを持つボブ・デヨングらと練習。今村監督は「最後まで落ちない技術やリズムが自然と身に付いてきた」と成長ぶりに目を細めた。

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