山県 10秒17で国体V!腰痛に苦しむも「自分ではよくやった」

[ 2014年10月20日 05:30 ]

 国民体育大会第8日は19日、長崎県内(一部熊本県)で行われ、陸上成年男子100メートルは仁川アジア大会代表の山県亮太(広島・慶大)が10秒17で優勝した。0秒01差の2位に高瀬慧(静岡・富士通)が続いた。同女子100メートルはアジア大会銀メダルの福島千里(北海道・北海道ハイテクAC)が11秒41で勝ち、5連覇を達成した。少年男子B100メートルはハキーム・サニブラウン(東京・城西高)が10秒45の大会新記録で制し、同男子共通800メートルは前田恋弥(千葉・市船橋高)が高校新記録の1分48秒08で優勝した。ハンドボール成年男子決勝は埼玉(大崎電気)が32―21で愛知(トヨタ車体)を下し、3連覇を果たした。

 山県が10秒17の好タイムで競り勝った。今季は腰痛に悩まされ続けたが、照準を定めていた秋にきっちりとピークを合わせ「正直、自分ではよくやったと思う」と話した。スタート直後から高瀬に先行を許したが、徐々にスピードに乗って今季最後の大会を制した。来春、セイコーホールディングスに入社する。陸上部を持たない同社に所属しながら刺激を求めて米国にも通う予定。来年8月の世界選手権(北京)での自己ベスト(10秒07)更新を目指し「鍛錬を積んで、世界陸上にピークを持っていきたい」と語った。

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2014年10月20日のニュース