村山 日本人歴代最高58分26秒!城西大12年連続の箱根路

[ 2014年10月19日 05:30 ]

オムワンバ(右)を遠くに離し力走する村山

第91回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会

(10月18日 陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園の20キロ)
 仁川アジア大会5000メートル日本代表の村山紘太(4年=城西大)が日本人最高記録の58分26秒をマーク。山梨学院大のケニア人留学生、エノック・オムワンバ(3年)を振り切って、09年の村沢明伸(東海大)以来の日本人の全体トップを飾り、城西大を12年連続の箱根路に導いた。本大会では双子の兄で駒大のエース謙太(4年)と“花の2区”での直接対決を熱望。神奈川大が48校中トップの合計タイム10時間7分11秒で通過し、創価大が10位で初出場を決めた。

 右拳を突き上げて勝利をかみしめた。村山が5キロ付近から独走態勢に入り、最後まで逃げ切った。「(日本人歴代最高)記録は狙っていた」。07年の木原真佐人(中央学院大)の58秒40を14秒上回る日本人最高記録を樹立し、09年の村沢明伸以来となる日本人の全体トップ。城西大は9位とぎりぎりの通過となったが、大きな貯金でチームをけん引した。

 村山は仁川アジア大会5000メートルで日本勢最高の5位に入賞したスピードランナー。「一発かましてやろうと思った。日本代表だし、こんなとこで負けるのは恥ずかしい」。日の丸を背負うプライドをのぞかせた。同代表の佐藤悠基(日清食品)から練習に対する意識、姿勢を学び、ジョギングから走りに集中。アジア大会後3週間の調整で「スタミナに不安はあったけど、スピードで補えた」と胸を張った。

 勝負どころを見逃さなかった。「周りがきつそうだったから、いけると思った」と序盤の5キロ付近で前に出た。7キロ付近から右臀部(でんぶ)に違和感を感じながらも、途中で痛みが消えて走り切った。櫛部監督の指示はケニア人グループと並走し、ラスト5キロからの後半勝負だった。「予想外(の展開)。全体トップはステージが上がっている」と指揮官は苦笑いしながらも評価。村山はゴール後すぐに「指示を守らなくてすみませんでした」と謝罪したが、文句なしのタイムを叩き出した。

 箱根の花の2区に良い思い出はまだない。前々回は区間15位、双子の兄で駒大エースの謙太と競った前回は同18位に沈んだ。それでも「駒大は層が厚いので起用がどうなるかは分からないけど」としながら謙太と再戦を熱望。「走るからには2区で区間賞を獲る気持ちで行く」。最後の箱根路で会心の走りを見せる。

 ◆村山 紘太(むらやま・こうた)1993年(平5)2月23日、宮城県生まれの21歳。八軒中から宮城・明成高を経て、11年城西大に進学。箱根は1年で1区区間5位、2年で2区区間15位、3年で2区区間18位。今季は日本学生対校選手権1500メートルで日本歴代9位、日本学生歴代2位となる3分39秒56で2位、日本選手権5000メートル2位。1万メートル自己ベストは28分42秒09。1メートル73、52キロ。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「卓球」特集記事

2014年10月19日のニュース