さくら 7バーディー65 自賛「90点」2差3位浮上

[ 2014年10月19日 05:30 ]

10番、バーディーを奪い笑顔で声援に応える横峯

女子ゴルフツアー 富士通レディース第2日

(10月18日 千葉県千葉市 東急セブンハンドレッドクラブ西C=6635ヤード、パー72)
 9位から出た横峯さくら(28=エプソン)がボギーなしの7バーディー、65で回り、通算9アンダーとして首位に2打差の3位に浮上した。最終日に逆転して今季初優勝を果たせば、生涯獲得賞金10億円を突破する。69をマークしたアン・ソンジュ(27=韓国)が通算11アンダーで単独首位を守り、同じく69の菊地絵理香(26=オンワードホールディングス)が通算10アンダーで2位につけている。

 「90点」と自己採点するラウンドを支えたのはパッティングだ。横峯は1、3、9、10番で3~4メートルのチャンスをものにし、12番では8メートルを沈めてスコアを伸ばした。

 パットの距離感が合わず悩んでいた。前日ラウンド後キャディーのジョン・ベネット氏にパットの素振りが速くなっていると指摘され、実際のストロークよりゆっくり素振りする練習を行った。いつもボール3個を使うが、1個だけ使い、素振りをして10メートルを2パットで入れる練習を繰り返すと「フィーリングが良くなった」。右肩痛で痛み止めを服用しながら全選手中最少パット数24、同スコア65をマークした。

 メンタル面の変化も好成績の一因だ。20位に終わった前週スタンレー・レディース後、メンタルトレーナーの夫・森川陽太郎氏(33)に「楽しんでやろう。1人の世界に入るな」と助言された。13日には森川氏の両親を自宅に招き、自ら腕を振るったカレー鍋を囲んだ。森川氏は「最近入り込み過ぎていた。きょうは笑顔も見えた。周りを見る余裕もあるのでは」と効果を実感していた。

 優勝すれば不動裕理に次ぐ史上2人目の生涯獲得賞金10億円突破。28歳310日での到達は最年少。横峯は「期待される位置にいるので期待に応えたい」と意欲をにじませた。

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2014年10月19日のニュース