フィギュア 高橋大輔が引退 14日午後に発表

[ 2014年10月14日 07:27 ]

ソチ五輪のエキシビジョンで、華麗な演技で観客を魅了する高橋大輔

 フィギュアスケートの日本男子をエースとして長らくけん引し、2010年にバンクーバー冬季五輪で銅メダル、世界選手権王者に輝いた高橋大輔(28)=関大大学院=が現役引退の意思を固めたことが14日、関係者の話で分かった。同日午後に岡山市内で記者会見する。

 高橋は集大成と位置付けた2月のソチ冬季五輪で金メダルを目指したが、右膝故障の影響もあって6位に終わり、日本開催だった3月の世界選手権を欠場した。今季は休養することを表明し「(万全の状態に)追い付かないと思うし、その間に(進退を)考えようと思う」と話していた。

 岡山県倉敷市出身。8歳で競技を始め、中学卒業後から長光歌子コーチ(63)に本格的に師事し、02年世界ジュニア選手権優勝で頭角を現した。08年に右膝前十字靱帯断裂の大けがを負ったが、手術を経て復活。10年の五輪での表彰台と世界選手権制覇、12年のグランプリ・ファイナル優勝はいずれも日本男子初の快挙だった。世界屈指の表現力でファンを魅了し、日本に空前のフィギュアブームを呼んだ。

続きを表示

2014年10月14日のニュース