冨田 16年3月まで登録停止 日本水連が処分案決める

[ 2014年10月7日 20:23 ]

冨田尚弥

 日本水泳連盟は7日、都内で倫理委員会と常務理事会を開き、仁川アジア大会の競泳会場でカメラを盗んで略式起訴され、日本選手団を追放された競泳男子の冨田尚弥(25)=チームアリーナ=を、2016年3月31日まで選手登録停止とする処分案を決めた。

 日本水連役員らには、泉正文専務理事と上野広治常務理事、競泳日本代表の平井伯昌監督を管理、監督が不十分だったとして、けん責処分に。処分は今月下旬の臨時理事会で正式決定する。

 デサントは7日、契約社員の冨田を「重大な就業規則違反があった」として、同日付で解雇したと発表した。

 仁川地検は9月29日に冨田を窃盗罪で罰金100万ウォン(約10万円)の略式起訴処分に。 地検は「日本選手団から追放されるなどの社会的制裁を受け、被害者側が処罰を望んでいない事情も考慮したが、韓国人と同等の基準を適用すべきと判断した」と説明した。

 即日納付した冨田は1日に帰国。到着後も「このたびは大変お騒がせして誠に申し訳ございませんでした」とわびると約15秒間深々と頭を下げた。

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2014年10月7日のニュース