近藤 地元Vへ3差3位 強風耐え連続パー締め「しのげた」

[ 2014年10月5日 05:30 ]

<東海クラシック3日目>18番、日本人トップに立った近藤共弘は、ホールアウトし握手する

男子ゴルフツアー トップ杯東海クラシック第3日

(10月4日 愛知県みよし市 三好カントリー倶楽部 西コース=7315ヤード、パー72)
 3位から出た近藤共弘(37=フリー)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算5アンダーで首位と3打差の3位をキープ。最終日に逆転で3年ぶりのツアー6勝目、08年中日クラウンズ以来の地元Vを狙う。通算8アンダーで金亨成(キムヒョンソン)(34=韓国)が首位、2打差の2位にI・H・ホ(27=韓国)が続いている。
【第3R成績】

 地元の声援に応えて近藤が踏ん張った。好調なパットを生かし、出だしの1、2番で連続バーディーと好発進。だが、その後は強い風にも苦しめられ、11番で林に打ち込んでダブルボギーを叩く。さらにバーディーを決めた直後の16番では、第1打がグリーン左手前の崖下。絶妙のアプローチでピン右1・5メートルにつけるもパーパットを外し、この日の貯金をすべて吐き出した。

 それでも終盤の2ホールをパーで締めくくり、「うまくしのげた」と前向きだ。今週からマレット型のパターに交換。「しっくりきている」と好感触を得た。15番は10メートル、17番では8メートルをわずかに外したものの、戦える手応えはある。

 愛知県東海市出身で開催コースは実家から車で40分。以前は声援を重圧に感じることもあったが、08年中日クラウンズで最終日に2打差の2位から逆転Vを飾り、それ以降は「いいプレーをできる回数が増えてきた」と意識も変化した。最終日は台風18号の接近によりスタート時間が1時間早められた。各選手が「難しい」と口をそろえるタフな設定に風雨が加わる。「(風に加えて雨が)降ればゴルフどころじゃない」。苦笑いしながらも、闘志は萎えていない。 

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