「禁じ手反則」改正…まげつかみ「故意」を削除、文言も改正 

[ 2014年10月3日 05:30 ]

秋場所4日目、日馬富士(左)は嘉風のまげをつかみ反則負けとなった

 日本相撲協会は場所後恒例の理事会を行い、公認相撲規則の審判規則「禁じ手反則」を改正することを決めた。第1条2項の頭髪を故意につかむことから「故意」を削除し、今後は九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)までに審判部で話し合い、文言も改正することなった。

 先場所4日目に横綱・日馬富士が嘉風のまげをつかんで横綱として不名誉な2度目の反則負け。55年5月にこの規定が制定され41例あるが03年から31例と急増したからだ。伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は「まげを故意につかむやつはいない。文言も検討する」と話した。

 また、65歳で定年退職を迎える親方について、希望者に限り70歳まで再雇用契約を結ぶ制度案を固めた。今月開く予定の評議員会を経て、11月中の承認を目指すという。評議員会と役割が重複する運営審議委員会の解散も決め、評議員会に諮ることになった。

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2014年10月3日のニュース