兄弟子・宮本&藤田に続け…上井 芹沢門下生3連覇へ2差!

[ 2014年10月3日 05:30 ]

<東海クラシック初日>9番、バンカーショットから完璧なリカバリーをする上井邦裕

男子ゴルフツアー トップ杯東海クラシック第1日

(10月2日 愛知県みよし市 三好カントリー倶楽部 西コース=7315ヤード、パー72)
 ホームコースで上井邦裕(31=三好CC)が4バーディー、ノーボギーの68で回り、首位と2打差の4位につけ、ツアー初優勝へ好発進した。前週まで2週連続優勝した芹沢信雄門下の兄弟子たちに刺激を受け、地の利も生かして奮闘を誓った。金(キム)成(ソン)潤(ユン)、S・H・キム(ともに韓国)が66で回り首位に立った。
【第1R成績】

 地の利を生かした冷静な判断で、上井が後半唯一のピンチを脱した。10番スタートで4バーディーを奪い、迎えた最終9番パー4。アウトで初めてフェアウエーを外し、左ラフに入れた。「(右手前の)バンカーでいい。寄ると思った」。無理な2オン狙いで砲台グリーンをオーバーし、傷口を広げるリスクを避けた。バンカーから思惑通り20センチにつけ、ノーボギーで初日を終えた。

 前半は10、12番で1Wを握ったが「イメージが出ない」と苦しんだ。15番パー5で左の林へ打ち込み、飛ばすことを諦めた。「ずっとスプーンやクリークでは面白くない」。欲求不満をためながらも、堅実なプレーに徹した。

 芹沢門下の兄弟子である宮本勝昌が2週前のANAオープン、藤田寛之が前週のダイヤモンド・カップで優勝した。好発進した“末弟”の上井に3週連続Vの期待がかかる。「2人は実力者。僕は自分のペースでコツコツやるだけ」。ドライバーの感覚を取り戻すため、すぐに練習場へ向かった。これまではプロ野球・阪神の久保康生2軍投手コーチの義理の息子として注目を集めることが多かった。プロ10年目。今度こそチャンスをものにしたい。 

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