伊藤　２回戦敗退「自分に期待しすぎた」

　男子テニスの楽天ジャパン・オープン第３日は１日、東京・有明テニスの森公園で行われ、２回戦では世界１０３位の伊藤竜馬（北日本物産）が同６２位のベンヤミン・ベッカー（ドイツ）に３―６、３―６で敗れた。伊藤は添田豪（ＧＯＤＡＩＴＣ）と組んだダブルス１回戦でインドペアに１―６、６―７で敗れた。

　１回戦で世界ランキング４位のワウリンカ（スイス）を破った時とは対照的に、伊藤のプレーは硬くミスが目立った。第１セットの第１ゲームをブレークされて主導権を握られると最後までベッカーのサーブを崩せず、１時間１１分の完敗だった。伊藤は「自分に期待しすぎた。勝てるだろうという気持ちが強すぎた」と精神面で空回りしたようだ。

　添田と組んだダブルスでも敗れたが、世界ランクは１００位以内に復帰することが確実。シーズン終盤へ光が差す大会となった。