引退の若荒雄　涙「悔いは一つもない」　今後は部屋付き親方に

引退会見を行う若荒雄。右は阿武松親方

大相撲秋場所１４日目

（9月27日 両国国技館）
　２６日に引退した元小結・若荒雄の不知火親方（３０＝阿武松部屋）が国技館で記者会見し「悔いは一つもない。いろいろな方に支えられ、素質以上のものを出させていただいた」と涙を流した。

　今場所は西十両１４枚目で１３日目に負け越して幕下転落が確実となり引退を決意。思い出の一番は十両復帰を決めた先場所の７番相撲。今後は部屋付きの親方として後進の指導に当たる。「（阿武松）親方に早く近づいて恩返ししたい」と話した。師匠の阿武松親方（元関脇・益荒雄）も「これからは気迫があって、お客さまを引き付ける力士を育ててほしい」と期待していた。