白鵬 全勝キープ、稀勢の里に雪辱「これからが一番一番」

[ 2014年9月26日 05:30 ]

支度部屋で逸ノ城が立って見送る中、堂々と引き揚げる白鵬(手前)

大相撲秋場所12日目

(9月25日 東京・両国国技館)
 史上2位タイの31度目の優勝を狙う白鵬は先場所敗れた稀勢の里を危なげなく退け、唯一の全勝をキープした。立ち合いは微妙に遅れながら立ち、やや右に動いた。すると大関の圧力を受けることなくもろ差しの体勢となり、一気に寄り倒し。残り3日間に向け「これからが本当に一番一番という言葉になる」と目の前の取組だけに集中することを誓った。

 快進撃を続ける逸ノ城に対しては「場所前の稽古を見れば勝ち越せるのかな?という感じだった。10番勝ったら敢闘賞だから凄いと思います」と驚きの様子。この日の朝稽古後にも「重さ、力強さがある」と実力を認め、精神面についても「素直な真心がいいんじゃない」と評価した。今場所中に対戦するようなことがあれば「いい相撲を取るだけ」と堂々と受けて立つことを宣言した。

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2014年9月26日のニュース