白鵬完勝　１０場所連続ストレート給金、初顔２２連勝も謙虚

大相撲秋場所８日目

（9月21日 東京・両国国技館）
　Ｖ３１を狙う白鵬は初顔の常幸龍を相手に左前みつ右差しの形をつくって一気に寄り切り完勝した。これでストレート給金は１０場所連続で、さらにその回数も３５度目といずれも自身が持つ最高記録を更新。横綱としての連続勝ち越しも４３場所で北の湖と並び歴代最高（ともに新横綱から）となり「当然といえば当然という見方もあるだろうけど、取りこぼしがない横綱と言われればうれしいかな」と満足げに答えた。

　初顔にも２２連勝で稀勢の里を抜いて単独６位、通算勝利でも８６０勝で寺尾と並んで８位に浮上。さまざまな記録とともに最強の道を歩んでいるが「その時代、時代の人がいますからまだまだ」と謙虚さも忘れていなかった。