伊達 右股関節痛めるもアザレンカに奮戦、棄権せず惜敗

[ 2014年9月17日 05:30 ]

東レPPOシングルス1回戦でバックハンドで返すクルム伊達公子

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第2日は16日、東京・有明テニスの森公園でシングルス1回戦などが行われ、43歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)は元世界1位のビクトリア・アザレンカ(25=ベラルーシ)に6―3、0―6、2―6で敗れた。世界ランク36位の奈良くるみ(22=安藤証券)も同19位カルラ・スアレスナバロ(26=スペイン)に1―6、6―2、2―6で敗れ、シングルスの日本勢は姿を消した。

 クルム伊達が歯を食いしばった。リズムに乗れない世界1位から先取。しかし、第1セットの途中で右股関節の違和感を感じ「ひねる動作でナイフが刺さるような痛みがあった」と何度もトレーナーのマッサージを受けた。「負けることよりもリタイアの方が好きではない」と途中棄権せず、第2セットは捨てて第3セットに懸けたが勝利は引き寄せられなかった。「第1セットはゲームを支配して良い集中力を継続できていて、ボールの見極めも悪くなかった。(17日の)ダブルスにできる限りの治療をして備えたい」と切り替えた。

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