桐生 ア大会代表辞退 肉離れの治療に専念

[ 2014年9月9日 19:04 ]

 日本陸連は9日、男子短距離の桐生祥秀(東洋大)が左太もも裏の肉離れで、19日に開幕する仁川アジア大会の代表を辞退したと発表した。7日の日本学生対校選手権の200メートルで負傷し、8日の精密検査で「左大腿二頭筋肉離れ」と診断された。この日、医師を含む関係者が協議し、治療に専念させることが適切と判断した。

 100メートルと400メートルリレーに出場予定だった桐生は「今年一番重要視していた大会でもあったので、自分としてもとても悔しい。期待に応えることができず、申し訳ない気持ち」との談話を出した。原田康弘強化委員長は「回復まで順調にいって2カ月程度と考えられる」と述べ、期待される100メートルの9秒台突入への挑戦は来季に持ち越すことになった。

 18歳の桐生は京都・洛南高時代の昨年4月に100メートルで日本歴代2位の10秒01をマーク。今季は日本選手権で初優勝し、世界ジュニア選手権では銅メダルに輝いたが、股関節などに痛みを抱え、万全ではなかった。

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2014年9月9日のニュース