錦織、英語と日本語で会見「次、優勝するために今日は負けた」

[ 2014年9月9日 11:42 ]

試合後、会見する錦織圭(AP)

テニス全米オープン最終日

 男子シングルス決勝で敗れた後、記者会見場に現れた錦織圭選手(24)は疲労感を漂わせつつも、英語と日本語で矢継ぎ早に飛ぶ質問に丁寧に答えた。だが、四大大会初制覇のチャンスを逃し「気持ちを抑えるのは難しかった。うれしいのと緊張するのとで胸が苦しいし、昨日も寝付けなかった」と苦笑いを浮かべながら率直に打ち明けた。

 最初は英語の質問によどみなく答え「本当にエキサイティングな2週間だった。誰も自分が決勝に行くとは予想していなかった。僕さえもね」と満足感も表した。会見場に来る前は「悔しすぎてぼうぜんとしていた」というが「コーチ2人に励ましてもらった」とも明かした。

 錦織選手は日本テニス協会の盛田正明前会長が設立したジュニア育成の奨学生制度を使って力を付けた。「(前会長を)一番感謝している。次、優勝するのを見てもらうために今日は負けた」と冗談を交えて話す場面もあった。(共同)

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2014年9月9日のニュース