錦織所属の日清食品本社 始業前、社員が声援「よくやった」

[ 2014年9月9日 09:05 ]

錦織圭に声援を送る日清食品の社員

全米オープンテニス最終日

 錦織圭選手が所属する日清食品本社(東京都新宿区)の地下ホールには、早朝から集まった社員約200人が「錦織なら勝てる」と最後まで声援を送り続けた。試合終了の瞬間には大きなため息が漏れたが、「よくやった」と健闘をたたえる声が上がった。

 観戦後に仕事に向かう社員の多くは、ワイシャツやジャケット姿で応援。大型スクリーンを食い入るように見詰め、錦織選手がポイントを取ると「ナイスショット」と歓声が上がった。「圭必勝」と書いた手製のうちわを手にした社員もいた。

 結果は、わずか2時間でのストレート負け。社員たちは「午前9時の始業に間に合ってしまった」「もっと応援したかった」と話しながら、それぞれの職場に向かった。

 午前4時前に起きて駆け付けたという島田真衣さん(26)は「残念。今日は相手のほうが強かったが、次は優勝してくれるはず」と悔しがった。

 社員と一緒に応援した日清食品ホールディングスの安藤宏基社長は「世界に向かって挑戦する姿はインパクトを与えてくれた」と話した。

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2014年9月9日のニュース