錦織、第2セットで3度サービスゲーム落とす…チリッチの勢いに屈す

[ 2014年9月9日 08:02 ]

全米オープン決勝でサーブを放つ錦織(AP)

 テニスの全米オープン最終日は8日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス決勝で第10シードの錦織圭(24=日清食品)が日本選手として四大大会シングルスの史上初制覇を目指し、第14シードのマリン・チリッチ(25=クロアチア)と対戦、3―4、3―4、3―4で敗れ、準優勝に終わった。チリッチは4大大会初優勝を飾った。

 8日付世界ランキングで錦織は11位から自己最高を更新して8位に上昇し、チリッチも16位から12位にアップ。ブックメーカーのウィリアムヒル社はチリッチの2・1倍に対して錦織には1・73倍というオッズをオファーしており、錦織優位の見方をしている。

 試合はチリッチのサービスゲームでスタート。錦織にブレイクチャンスがあったが、チリッチがキープ。第2ゲームは錦織がキープし、まずは互角の立ち上がり。第3、4ゲームも互いにキープして2―2。錦織が第6ゲームでサービスゲームを落とし、2―4とリードを許す。第7ゲームをチリッチがキープし、錦織は2―5と苦しい展開に。第8ゲームは錦織がキープしたが、第9ゲームをチリッチが取り、錦織は第1セットを3―6で落とした。

 第2セットは錦織のサーブでスタート。まずはお互いにキープしたが、第3ゲーム、錦織がサービスゲームを落とし、続く第4ゲームのブレイクチャンスを逃して1―3。第5、6ゲームは互いにキープしたが、錦織は第7ゲームも落とし、2―5の窮地に。第8ゲームは錦織がこの試合初めてのブレイクしたが、第9ゲームでブレイクバックされて、このセットも落とした。

 第3セットはチリッチのサービスでスタートし、まずは互いにキープ。錦織はまたも第4ゲームでブレイクされ苦しい展開に。その後は互いにサービスゲームをキープして錦織は3―6でこのセットを落としストレート負け。最後までチリッチの勢いを止めることができないまま敗れた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年9月9日のニュース