セリーナ 女子単3連覇、全てストレート圧勝でも「勝てるとは」

[ 2014年9月9日 05:30 ]

全米オープン女子シングルスで3連覇を果たしたセリーナ・ウィリアムズ

テニス全米オープン第14日

(9月7日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 女子シングルス決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が第10シードのキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6―3、6―3で下し、3年連続6度目の優勝を果たした。男子ダブルス決勝はボブ・ブライアン、マイク・ブライアン(米国)の兄弟ペアが2年ぶり5度目の優勝を決めた。車いすの部はシングルス決勝が行われ、男子の国枝慎吾(ユニクロ)と女子の上地結衣(エイベックス)がアベック優勝し、ともに単複2冠に輝いた。

 1回戦から7戦連続ストレート勝ち。圧倒的な強さで3連覇を果たしたS・ウィリアムズだが、試合後は「今年は4大大会で勝てるとは思わなかった」と告白した。1月の全豪オープンは4回戦敗退。全仏は2回戦、ウィンブルドンは3回戦で敗れた。8強にすら進めない不振に「結果が伴わないかもしれないけど、何か新しいことをしないと」。自らにハードなトレーニングを課し、もがき苦しんだ。この日は強烈なショットで終始優位に試合を進め、地元開催の大舞台で復活した。

 全米の女子シングルス3連覇は78年まで4連覇したエバート以来。4大大会制覇18回は歴代4位でエバート、ナブラチロワに肩を並べ「ラケットと夢を持っていた少女のころは想像もしなかったこと」と素直に喜んだ。

 ◆奈良37位 女子テニスの8日付最新世界ランキングが発表され、奈良くるみ(安藤証券)は33位から37位に下がった。クルム伊達公子(エステティックTBC)は2つ上がって86位、土居美咲(ミキハウス)は87位。1位は全米オープンシングルスV3のセリーナ・ウィリアムズ(米国)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)が2位で変わらなかった。

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