桐生 200制すも左太腿裏痛める「強くつった感じ」8日に検査

[ 2014年9月8日 05:30 ]

日本学生対校陸上選手権男子200メートル決勝、20秒59で優勝した東洋大・桐生祥秀。右は2位の上武大・原翔太

 またアクシデントだ。陸上の日本学生対校選手権最終日は7日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、桐生祥秀(18=東洋大)が、男子200メートル決勝で向かい風0・1メートルの中、20秒59で初優勝。今季は右太腿裏、右足裏、左股関節と故障に悩まされ、さらにこの日のレース中に左太腿裏を痛めた。アジア大会の出場には影響はないと見られるが、8日に都内で精密検査を受ける。

 ワンダーボーイのスピードが、ゴール前で明らかに落ちた。流したわけではなく、直線入り口付近で左太腿裏を痛め、最後まで全力疾走できなかった。「強くつった感じ」。狙っていた20秒29の日本ジュニア記録に遠く及ばず、レース後は医務室に直行した。

 東洋大に入って寮生活が始まった今季は4月の織田記念で右太腿裏、6月に右足裏、7月に左股関節と故障続き。土江コーチは「環境の変化もあるし、トレーニングの流れもこれまでと違う。その辺りのギャップが表れているのかな」と説明する。

 8日に検査を受けるが、織田記念の12日後にセイコーゴールデングランプリに出場した経験があるため、27日のアジア大会には間に合う見込み。アジア制覇と9秒台へ、コンディションがカギを握る。

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