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勇太 しのいでしのいで首位、今季初Vへ「納得いく勝ち方を」

[ 2014年9月7日 05:30 ]

フジサンケイクラシック第3日、7番でティーショットを放つ池田勇太

男子ゴルフツアー フジサンケイ・クラシック第3日

(9月6日 山梨県富士河口湖町 富士桜カントリー倶楽部=7437ヤード、パー71)
 4位から出た池田勇太(28=日清食品)が、4バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダーで首位に立った。再三のピンチを小技でしのぎ、第1打をバンカーに入れたパー3の16番では球の真後ろにパチンコ玉サイズの火山灰があったが、技ありのショットでパーセーブ。今季初めての最終日最終組から昨年マイナビABC選手権以来となるツアー通算12勝目を狙う。
【第3R成績】

 英語で「爆発」を意味するバンカーでのエクスプロージョン・ショットで、頂点への道を切り開いた。16番パー3。第1打をバンカーに入れた池田は球の脇にパチンコ玉ほどの黒い物体があったため競技委員を呼んだ。クラブの軌道上に位置した障害物は石であれば取り除けたが「火山灰」と判断され、ルールでプレーを続けた。不運に見舞われたが「何なんだよ」と腹をくくると、鋭角にクラブヘッドを砂に叩き込んで火山灰ごと根こそぎSWを一閃(いっせん)。「うまくいった」と自画自賛した一打はスピンが利いてピン奥1メートルに止まりパーセーブした。

 富士山につくられているゴルフ場は溶岩台地の上に高さ1メートルほどの土を盛って建設されている。そのため富士の麓にあるコース内のバンカーでは土が掘り下げられ、まれに同様のケースが見受けられるという。富士桜CCを運営する富士観光開発の志村和也社長は池田から16番での出来事を耳にすると「(一般営業は)楽しく遊んでもらいたいし、大切なクラブを傷つけてほしくもない」と言い「来年から(火山灰を)取り除けるようにローカル・ルールをつくる」と明言。“勇太ルール”を新設することを決めた。さらに3番パー5、17番パー5ともに3打目をバンカーから50センチに寄せた池田の技に感心しつつ「もっと難しいバンカーをつくらないと」とコース改造まで示唆した。

 11番パー4では第2打が木に当たって60ヤードほど距離が残ったが、第3打がワンバウンドして直接カップイン。小技がさえて首位に躍り出た男は「トップで最終日を迎えるのは気分いいよ。追いつくよりは逃げ切った方が楽」と語った。過去11勝のうち、首位で最終日を迎えたのは8回。そのうち6度の優勝を誇る。得意のパターンに持ち込み「ただ単に相手を見てゴルフをするんじゃなくて、納得いく勝ち方をしたい」と勝利を手にしているかのように語った。

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