みなみ 雷雨ニモ負ケズ69 首位カナダと6差も逆転Vへ「自信ある」

[ 2014年9月6日 05:30 ]

17番で雷雨中断となり、おにぎりを手にクラブハウスへ戻る勝みなみ

スポニチ後援世界女子アマチュアチーム選手権第3日

(9月5日 長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ東コース=入山コース6311ヤード、押立コース6309ヤード、いずれもパー72)
 2位から出た日本は前日に続いて押立コースをラウンド。雷雲接近による1時間49分の中断を挟んで行われた中、勝みなみ(16=鹿児島高1年)は6バーディー、3ボギーの69とチームベストスコアをマークした。岡山絵里(18=大商大高3年)と松原由美(15=大院大高1年)もそれぞれ70で回り、日本は通算17アンダー、415で3位に踏みとどまった。カナダが通算23アンダーで完全優勝に王手をかけた。

 朝から続く雨で悪コンディションの中でのラウンドとなったが、勝は集中力を切らさなかった。

 6番パー3は第1打をグリーン奥のラフに外したが「打った瞬間に入るなと思った。完璧」というアプローチを放り込んでチップインバーディー。「あれで勢いに乗れた」と前半で1つ伸ばして折り返した。

 17番の第1打を打つ前に雷雲接近による中断を知らせるホーンが鳴り響いた。水を差された形となったが、クラブハウスに戻ってチームのメンバーと談笑し、ストレッチをするなど気分転換。再開後は「リラックスしたまま入れたことがよかった」と第1打を8Iで5メートルに乗せ「打った瞬間に強くて“やっちまった”と思った」というバーディーパットもカップにしっかり沈んだ。母・久美さんは「雷様のおかげです」と喜んだ。

 首位のカナダとは6打差がつくが、16歳は逆転への方程式を描いている。先月の日本ジュニア最終日も6打差をひっくり返して優勝。「ゴルフは何が起こるか分からない。自信を持ってやれば優勝は無理ではない」とあくまで強気だ。個人戦では10位に浮上したエースが表彰台の中央に日の丸を掲げる。

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2014年9月6日のニュース