柔道男子が団体世界一!決勝で地元ロシア倒す 女子は3位

[ 2014年8月31日 22:46 ]

柔道世界選手権男子団体で優勝し、選手に胴上げされる井上康生監督

 柔道の世界選手権最終日は31日、ロシアのチェリャビンスクで男女の団体戦が行われ、昨年3位の日本男子が決勝でロシアを3―2で下し、同選手権に団体戦が組み込まれた2011年大会以降で初めて優勝した。

 日本男子は準決勝で昨年覇者のグルジアを4―1で撃破。決勝は66キロ級3連覇の海老沼匡(パーク24)、73キロ級の大野将平(旭化成)が連敗したが、81キロ級の永瀬貴規(筑波大)と90キロ級のベイカー茉秋(東海大)が勝って追い付き、最後は100キロ超級銀メダルの七戸龍(九州電力)の一本勝ちで逆転した。

 2連覇を狙った日本女子は銅メダル。準決勝でフランスに2―3で敗れたが、ロシアとの3位決定戦は0―2とされてから63キロ級銅メダルの田代未来(コマツ)、70キロ級銀メダルのヌンイラ華蓮(了徳寺学園職)、78キロ超級7位の山部佳苗(ミキハウス)が3連勝した。優勝はフランスだった。

 ▼井上康生・日本男子監督の話 団体戦は国を背負い、威信をかけての総力戦だ。私自身、思い入れがあり、ぜひとも優勝したかった。(胴上げされ)格別な思いだった。

 ▼七戸龍の話 チームジャパンというか、みんなで力を合わせ一戦、一戦頑張った。ロシアも気合が入っていたが、日本は絶対に勝ってやろうと思っていた。だから勝てた。

 ▼南條充寿・日本女子監督の話 3位決定戦はロシアのメンバーを見て、展開を想定した。田代以降の3人はいけるかなと思っていた。田代が流れを変えて、役目を果たしてくれた。(共同)

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2014年8月31日のニュース