ボミ3勝 三つ巴プレーオフ1ホールでケリ「ラッキーでした」

[ 2014年8月18日 05:30 ]

プレーオフを制し優勝したイ・ボミは笑顔でVサイン

女子ゴルフツアー NEC軽井沢72最終日

(8月17日 長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ北コース=6555ヤード、パー72)
 首位で出たイ・ボミ(25=韓国)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算13アンダーで並んだ大山志保(37=大和ハウス工業)、菊地絵理香(26=オンワードホールディングス)との3人によるプレーオフを制した。1ホール目でバーディーを奪い、今季3勝目。獲得賞金も約9500万円まで伸ばし賞金ランクのトップに立った。韓国選手の優勝は3試合連続となった。

 イ・ボミの正確さ、勝負強さが際立ったプレーオフだ。18番で行われた1ホール目。グリーンを外した菊地がアプローチを1メートルにつけ、大山がバーディーパットを外すのを見たイ・ボミは3メートルのバーディーパットをいとも簡単に決めた。「最後のパットは大山さんのパットでラインが見えたのでラッキーでした」と愛くるしい笑顔の下にしたたかな計算があった。

 先に上がった菊地、同組の大山と13アンダーで並び迎えた18番。「プレーオフになれば絶対勝てる。ここはパーでもいい」と無理にバーディーを狙わなかった。そして、ここまで3戦全勝と自信を持つプレーオフで思惑通りに勝利。これで4戦負けなしとなった。

 アン・ソンジュ、成田と並ぶ今季3勝目。獲得賞金は9512万円となりアン・ソンジュを抜いてトップに立った。今季の目標でもあり「いつも1位になろうと頑張ってきたから」と素直に喜んだ。ツアー4年目で生涯獲得賞金も3億円を突破。86試合目の突破はアン・ソンジュ、宮里藍に次ぐ3位のスピード記録となった。日本オープンをはじめ高額大会が控える秋のシーズン。「あと2勝はしたい」と夢は膨らむばかりだ。

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2014年8月18日のニュース