上野がノーヒットノーラン!日本、世界選手権初戦飾る

[ 2014年8月16日 05:30 ]

ソフトボール世界選手権、日本―中国で最終打者を三振に仕留めノーヒットノーランを達成、喜ぶ上野

 ソフトボール女子世界選手権は15日、オランダ・ハーレムで開幕し、2連覇を狙う日本はエース上野(ルネサスエレクトロニクス高崎)がノーヒットノーランを記録し、1次リーグA組の初戦で中国に4―0で快勝した。日本は5回に大久保(ルネサスエレクトロニクス高崎)の適時二塁打などで2点を先制。6回にも2点を加えた。

 最後の打者を空振り三振に仕留めると、上野は少しほほ笑んだ。強敵との初戦でノーヒットノーランを記録し「結果としては上出来」と控えめに喜んだ。大エースの快投に支えられ、日本が2連覇に向けて好発進した。

 世界トップクラスの速球に緩い変化球を織り交ぜた。打ち気にはやる相手打者のタイミングを外し、8奪三振。08年北京五輪で日本を金メダルに導いた右腕は今年に入って左膝に痛みを感じ、代表ではほとんど投げていなかった。しかし、大舞台で見事に復活。宇津木監督を「とてもいい感じで開幕できた」と喜ばせた。20年東京五輪での実施競技復帰には日本の優勝がアピールになると信じている。上野は「地元(五輪)だからこそ出たい。簡単には勝たせてくれないが、そのために優勝したい」と強調した。

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