有村 3連続バーディー締め、米今季最高29位発進「凄く満足」

[ 2014年8月16日 05:30 ]

第1ラウンド、14番でショットを放つ有村智恵

USLPGAツアー全米女子プロ選手権第1日

(8月14日 米ニューヨーク州ピッツフォード モンローGC=6717ヤード、パー72)
 メジャー第4戦が開幕。有村智恵(26=日本ヒューレット・パッカード)が4バーディー、3ボギーの71で回り、日本勢トップの29位で発進した。上原彩子(30=モスフードサービス)は72で48位、野村敏京(21=フリー)は73で68位。74の宮里藍(29=サントリー)は85位、75の宮里美香(24=NTTぷらら)は105位と出遅れた。レキシー・トンプソン(19=米国)とミーナ・リー(32=韓国)が66で首位に立った。15日は第2ラウンドが行われた。

 苦戦が続く有村がメジャーの舞台で手応えを得た。米ツアーでは今季自己最高の29位発進に「凄く満足」と笑みがこぼれた。

 インから出た前半は苦しいゴルフに終始した。「原因は分からないが、体が硬かった」とショットが定まらず、1~2メートルの嫌な距離のパーパットを沈めて我慢を続けた。2オーバーで迎えた後半の7番でキャディーから「深呼吸してみたら」と助言を受け「飛ばしていかないといけない、ミスヒットしたくないと思ってしまっていた。リラックスして振るといい球が出た」と第2打を3メートルに乗せてバーディー。8番パー3は4メートル、最終9番は残り118ヤードの第3打を9Iで80センチにピタリとつけて3連続バーディーで締めた。

 米ツアーに本格参戦して2年目。現在、賞金ランクは106位で来季の賞金シード権(同80位以内)を見据えると状況は厳しい。それでも、課題にしている我慢強いゴルフを体現し「メジャーで我慢強くできたので、自信になった」と表情は明るい。大舞台で浮上のきっかけをつかみたい。

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2014年8月16日のニュース