フジカキら輩出…ルネサス 再春館製薬所にバドミントン部譲渡

[ 2014年8月8日 05:30 ]

記者会見後、くまモンと一緒に写真に納まるルネサスの(左から)垣岩令佳、前田美順、末綱聡子の3選手

 実業団女子の強豪ルネサスが、15年4月に再春館製薬所にバドミントン部を譲渡することが7日、決まった。都内で会見した12年ロンドン五輪女子ダブルス銀メダルの垣岩令佳主将(25)は「またこのチームで一緒に戦える喜びに感謝して、これからも頑張っていきたい」と目を潤ませた。

 経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスは、合理化の一環で部の存続を断念。6月から譲渡の話が具体的に進み、前日(6日)にルネサスの活動拠点・熊本県に本社がある再春館製薬所と譲渡契約を結んだ。

 過去20年、バドミントンでチームの譲渡が実現した例はなかったが、同社はスタッフ、選手全員を原則、正社員として受け入れる。西川社長は「金メダリストを出せるよう頑張る」と長期的にチームを保有する考えだ。再春館製薬所は基礎化粧品「ドモホルンリンクル」が有名で、「知ってますよ」と垣岩。「ドモホルン…」のターゲットは現役選手よりも上の年齢層だが社員としての入社で社員用販売の利用も可能。今後は廃部もお肌も気にせずラケットを振る。

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2014年8月8日のニュース