白鵬「気付いたら30回」V回数大台達成に感慨深げ

[ 2014年7月28日 10:45 ]

30度目の優勝から一夜明け、記者会見する横綱白鵬

 大相撲名古屋場所で、大鵬(32度)千代の富士(31度)に次ぐ史上3人目の30度目の優勝を果たした横綱白鵬が千秋楽から一夜明けた28日、名古屋市内で記者会見し「早いような長いような。気付いたら30回という感じ」と大台達成を振り返った。

 2006年夏場所の初優勝後、ハイペースで優勝を重ねた。横綱を7年間無休で務め続けることに自負を見せ「苦労しながら責任を果たしたことが結果につながった。昭和の大横綱に平成で唯一、肩を並べられて幸せ」と感慨深げに話した。

 11日目に黒星を喫した関脇豪栄道が大関昇進を確実にしたことについては「2場所連続で土をつけられた。考えてみれば大関になるようになっていたんだろう」と苦笑いを見せつつも歓迎。次の目標を聞かれると「32回に向けて稽古に精進したい。大鵬関は白鵬なら超えてほしいと思ってくれているはず」と強い決意を示した。

 白鵬は28日にモンゴルへ一時帰国。「草原でゆっくりしておいしいものを食べて、大自然からエネルギーをもらいたい」と疲れた表情に少し笑みを浮かべた。

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2014年7月28日のニュース