ボミV 賞金女王見えた 初の日韓Wへ首位アンと700万円差

[ 2014年7月28日 05:30 ]

優勝カップを手に笑顔のイ・ボミ

女子ゴルフツアー センチュリー21レディース最終日

(7月27日 静岡県伊豆の国市 伊豆大仁カントリークラブ=6531ヤード、パー72)
 強風に見舞われた中、トップに1打差でスタートしたイ・ボミ(25=韓国)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算11アンダー、205で今季2勝目、通算7勝目を挙げた。前半に3バーディーを奪って抜け出した。2打差の2位は佐々木慶子(37=スズキトラスト)ら3人、2週連続優勝を狙った成田美寿々(21=オンワードホールディングス)は16位に終わった。
【最終R成績】

 スタートの1番パー5からイ・ボミのトレードマークでもある笑顔がはじけた。第3打を1メートルにつけてトップに並ぶと、4、6番でも1メートルのバーディーパットを決める。同組の成田らが崩れるのを尻目に、12アンダーまで伸ばした。14番でリーダーボードを見て「優勝できると思いました」と余裕の試合運びだった。

 今季2勝目に「凄くうれしい」と繰り返す。2週前の全英リコー女子は日本ツアーを優先して辞退したように目標は賞金女王だ。そのため神戸に六甲の山並みの見えるマンションを購入。「ホテルと違って家に帰ったような気持ちになれる」とオフにリラックスできるよう環境も整えた。

 今季17試合で2勝を含むトップ10が11回、予選落ちなしと安定。賞金レースも約7800万円に伸ばし、トップのアン・ソンジュに約700万円差と迫った。10年には韓国の賞金女王を獲得。「韓国に続いて日本でもなりたい」と初の日韓ダブル女王を見据えた。

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2014年7月28日のニュース